こんにちは。
今日は「3/11」。
経験した人なら誰もが忘れない日。
あの時は
誰が死んでもおかしくないと思った。
音楽室に1人ピアノの練習をしていて、
グランドピアノが恐ろしく揺れた時、
俺はここで1人で死ぬのかと本気で思った。
あの時、
東北の被害を知って、
俺には何ができるだろうと、
本気で考え、
結果でたことは、
俺に今できることは、
ほんの少しの寄付と、
芸術で生きる喜びを感じてもらうこと
だけしかないということ。
何もなくなった東北の人からしたら、
お金がほしいわけではない。
お金があっても、
周りには何もなく意味のない状況。
大学の友達が、
海に流された小学校に勤務してしていて、
仲間たちみんなで連絡手段を探し、
何日も連絡をしあった。
連絡がついたのは1ヶ月ほど経った後。
ずっと生きていることを願い続け、
生きていることを知った時は、
涙が出るほど嬉しかった。
すぐに、
偽善でも良い、迷惑でも良いと思って、
生活に必要だろうと思うものを送れるものをたくさん買って、送った。
友達は、泣いて喜んだ。
逆にそれが嬉しかった。
俺もその涙に支えられて、
生きてて良かったと感じた。
芸術で、
東北に元気を！
と活動している方がたくさんいる。
「これをふざけんなよ！
そんなの必要としてないんだよ！」
とみる人もいるでしょう。
その気持ちもわからないでもない。
それに対して、
俺はこう思う。
東北の人はもちろん物も欲してるだろうけど、
それだけではないでしょう。
心の癒しも求めてる人がたくさんいる。
そして、
欲していて、送られてくる物。
その物も、
そして復興のために建てている建物も家も、
道路も、
全部芸術でできてる。
音楽や、絵だけが芸術ではない。
生で演奏されるもの、
公演されるものだけが芸術ではない。
建物もの、
家も、
道路も
携帯電話だって、
芸術。
そう言った芸術が、
人の生活に、
そして、
人の心に、
豊かさを与えているとしたら、
人を成長させるもの、
人を癒すもの、
人を助けるものも、
芸術ではないだろうか。
僕はそのように思う。
この世の中が、
お金や、
形だけの勉強にとらわれない世界になりますように。
これ東北の仮設住宅へ、